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〈2010年W杯アジア地区最終予選〉 解説 17日にサウジアラビアとアウェー戦 勝てば44年ぶりの本選出場

 アジア地区最終予選グループB(朝鮮、南朝鮮、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦)は現在、2位争いが過熱している。

 朝鮮は第7戦までを終え、勝ち点11でグループ2位につけているが(1位南朝鮮、3位サウジアラビア、4位イラン、5位アラブ首長国連邦)、他チームの結果により今後順位が変動してくる。

 サウジアラビアが10日の第7戦で南朝鮮に勝った場合、サウジアラビアは勝ち点13で2位に浮上する。また、同日に第7戦に挑むイランがアラブ首長国連邦を下し、最終戦(対南朝鮮)にも勝つと勝ち点13で2位争いに食い込んでくる。

 それでも朝鮮が17日のサウジアラビア戦(アウェー)で勝利し、勝ち点3を獲得すると、本選出場が無条件で決まる。

 ただし、朝鮮は引き分けでも本選出場への可能性を残している。その場合、イランが10日のアラブ首長国連邦、17日の南朝鮮とのいずれかの試合に負け、サウジアラビアも10日の南朝鮮との試合に負けることが条件になる。

 もし、朝鮮が17日の試合で負けた場合、イランの試合結果と得失点差により3位(イランが残り2戦で1敗した場合)、もしくは4位(イランが残り2戦を2連勝か1勝1分で得失点差による)となる。

 一方、南朝鮮は6日にアラブ首長国連邦を下したことで、勝ち点を14に伸ばし、グループ2位以上が確定、すでに本選出場を決めた。アラブ首長国連邦の最終予選敗退も決まった。

 アジア地区から本選に無条件で出場できるのは各グループ2位までの4チーム。また、3位チーム間によるプレーオフの勝者は、オセアニア地区1位チームとのプレーオフに臨み、勝てば本選に出場できる。

 朝鮮はとにかく、17日のアウェー戦に必ず勝ち、44年ぶり2度目の本選出場を決めたいところだ。(東)

[朝鮮新報 2009.6.10]