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第45回在日コリアン中央ゴルフ大会 広がった世代の幅

 第45回在日コリアン中央ゴルフ大会(主催=在日本朝鮮人ゴルフ協会、主管=在日本朝鮮人兵庫県ゴルフ協会、後援=在日本朝鮮商工連合会、在日本朝鮮人体育連合会)が10月21〜22日、兵庫県神戸市の北六甲カントリー倶楽部で行われ、各地から150余人の選手が参加した。21日夜には神戸市内のホテルで交流会が、22日午後にはゴルフ場で表彰式が行われた。

同胞ゴルフの魅力

会長杯で優勝した新潟・金重光選手のパター

 2016年のリオデジャネイロオリンピックでゴルフの正式競技への採用が決まったこともあり、注目の白熱戦が数多く展開された今大会。若い商工人をはじめとする同胞社会のネットワークを広げ、親ぼくと交流を深めるとともに、ゴルフ競技のレベルアップが目的だ。

 選手らは今年も、会長杯(1部)、理事長杯(2部)、シニア杯(満55歳以上)の個人戦、団体戦で日ごろの練習成果をいかんなく発揮した。

 今大会の特徴は、青商会会員をはじめとする若い世代と、京都の選手らが例年に比べ多く参加したことだ。

 初出場の鄭裕史選手(42、京都)は、今回の出場を機に京都のゴルフ協会を盛り上げていきたいという。

 「大会の魅力は一緒にホールをまわった同胞選手とすぐに親しくなれるところにある。今回知り合った各地の選手らとの再会も楽しみなので、来年もぜひ参加してみたい」

全県からの出場を

会長杯団体戦で優勝した新潟選手団

 大会に30年以上参加しているゴルフ協会の呂光市会長(66)は、経済状況が厳しい中でも大会に参加した選手たちに謝意を表し、兵庫県協会が大会準備から当日の運営まで力強く推し進めてくれたと述べ、今後、すべての都道府県からさらに多くの選手が大会に参加し、同胞同士のつながりを感じ、連携を深めてもらいたいと語った。

 また、今年の朝青兵庫県本部のように大会運営を陰で支える活動家への謝意を表していた。

 同協会では今後、若い同胞選手の中から優秀な人材を発掘し、朝鮮代表選手を育成するための事業にも徐々に取り組み、そのためにもゴルフ愛好家はもとより、より多くの若人が参加しやすいよう、協会を運営していきたいという。(東)

【大会成績】

例年に比べ多くの愛好家が参加した京都の選手たち

▲団体戦

 会長杯 @新潟A宮城AB京都C

 理事長杯 @兵庫BA神奈川B大阪A

 シニア杯 @茨城A大阪AB宮城

▲個人戦

 会長杯 @金重光選手(新潟)A李誠選手(山口)B姜優選手(京都)

 理事長杯 @李陽奎選手(兵庫)A金時敦選手(大阪)B柳勝啓選手(兵庫)

 シニア杯 @朴秋彦選手(茨城)A姜健選手(栃木)B金永海選手(宮城)

[朝鮮新報 2009.11.4]