〈在日サッカー協会のページ〉 2009年の総括 |
■意識高めレベルアップ目指す 今年、蹴球協会では初級部低学年からシニアにいたるまで、幅広い年齢層を対象に競技大会やイベントを行った。 関東地域の低学年を対象に行っている「POMDORIサッカー教室」では、週に一度の練習と地域のクラブチームを招待する年に一度の試合形式イベント「JOINT★POMDORI」を行った。 また、第31回を迎えた初級学校、中級学校サッカー選手権大会、中央体育大会、KycCUP(30歳以上)、シニア中央サッカー大会(40代)など、各年代ごとの育成や交流を目的とした大会も行った。 とくに、初級学校中央大会は、楽しんでプレーしながらも技術的なレベルアップへとつながるよう運営内容を研究し、工夫をこらした。また、中級学校選手権大会はU−16とU−14のカテゴリーで行うことにより、生徒たちの意識を高めることができた。 KycCUP、シニア大会は、各地域の交流を活発化させるだけでなく、朝鮮学校に通う子どもたちを、より良い環境の中で育てるための、活発な議論を深める場となっている。 ■朝高・朝大を卒業したプロ選手 朝大卒業のJリーガー、鄭大世選手を筆頭に、毎年プロ選手を送り出している。 来年度も朝大卒業生から2人、朝高卒業生から1人のJリーガーが内定している。 ■2010年の注目点 なんと言ってもW杯南アフリカ大会で朝鮮代表がどのような活躍をするのか、またその中で在日同胞選手がどのような活躍をするかに注目したい。A代表だけでなく、各カテゴリーにおける在日選手への期待も高まることが予想される。 また、プロ選手として活動する在日サッカー選手たち、次の代表になりうる選手たち、そして今年度、「全国」選手権の地方予選大会準決勝で敗れた東京、大阪をはじめとする各朝高サッカー部生徒たちの活躍にも期待したい。【在日本朝鮮人蹴球協会】 [朝鮮新報 2009.12.16] |