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朝大ラグビー部 関東大学リーグ2部に昇格

入れ替え戦で国士舘を圧倒

果敢に攻める朝大選手(写真提供=朝大・全賢哲氏)

 朝鮮大学校ラグビー部が関東大学リーグの2部に昇格した。今シーズン、6勝1敗の成績で3部の2位となった朝大は、13日に日本大学稲城グラウンドで行われた国士舘大(2部7位)との入れ替え戦に36−14で勝ち、同部史上初の2部昇格を決めた。

 朝大はこの日、OBと学父母、朝大生や朝高生をはじめとする同胞や地域の日本市民の声援を受けながら、試合開始から闘志あふれる攻撃を仕掛けた。

 前半8分、モールで押し込み先制トライ。国士舘大は重量のあるFWを中心に反撃を仕掛けてきたが、朝大は全員が厳しいディフェンスで防ぎ、バックスの展開からトライを追加。14−7で前半を折り返した。

 朝大は後半にも強い精神力で猛攻を仕掛け、相手を圧倒して4トライ。結果、36−14で歴史的な勝利をもぎ取った。

 相手大型FWのたび重なるサイド攻撃を激しいタックルで防ぎ、球際で素早い反応を見せたこと、相手スクラムハーフのハイパント攻撃を献身的なチャージで防いだことなどが勝利の要因として挙げられる。

 昨年、創部40周年を迎えた朝大ラグビー部は、主将を中心に47人の部員全員が努力と練習を惜しまず、チームのため心をひとつにした結果、2部昇格を果たした。

 李鍾基監督は「ここ数年にわたって『団結したラグビー部』を創ろうと努めてきた卒業生たちの思いが実った。また、いつどんなときも部活動に物心両面の支援をしてくれた大学の教職員、学父母、OBの協力に感謝したい。そして一年間、強い責任感を持って献身的にチームづくりをしてきた主将をはじめとする学生委員やマネージャーたち、ケガをしても治療に励みながらチームをサポートしてくれたメンバーなど、47人全部員に心から良くやったと言ってあげたい。最後にこの一年間忙しい中、東京朝高から週に一度指導に来てくださった金信男先生に心から感謝の意を表したい」と振り返った。

 また、黄徹秀主将(政治経済学部4年)は、「各朝高から入部した有能な選手の他、大学からラグビーを始めた選手もいるが、みんながひとつになった。先輩たちの伝統を継ぎ、昇格を果たせたことがうれしい。2部のチームには推薦入学のハイレベルな選手も多く厳しいたたかいが待っているが、朝大のラグビーを多くの同胞に見せていきたい」と力強く話した。【朝大ラグビー部】

[朝鮮新報 2009.12.18]