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春・夏・秋・冬

 米国発の金融危機に端を発した経済不況が世界規模で広がる中、朝鮮は強盛大国の建設にまい進している

▼今年の共同社説は、「こんにちの世界に、わが国のように政治的に安定し、全人民が未来への大きな希望と抱負、信念にあふれている前途洋々たる国はない」と強調。その自信を裏付けるように、2月初旬に行われた内閣総会では、昨年の工業総生産額が前年比で109%に成長し、最近10年間でもっとも高い水準に達したことが報告された

▼朝鮮宇宙空間技術委員会のスポークスマンは24日、国家宇宙開発展望計画に沿って第1段階としてここ数年の間に国家の経済発展に必要な通信、資源探査、気象予報などのための実用衛星を打ち上げ、その運営を正常化することを予見していると述べ、当面、実験通信衛星「光明星2号」を運搬ロケット「銀河2号」で打ち上げるための準備を、咸鏡北道の東海衛星発射場で本格的に進めていることを明らかにした

▼金正日総書記は、年初から各経済単位を視察し、各地で収めた成果を高く評価。経済強国建設のための課題を示している。本紙でもたびたび紹介しているが、朝鮮国内では共同社説を貫徹し2012年に強盛大国の大門を開くために人々がこぞって奮闘している。一致団結し強い国をつくるという明確なビジョンが、朝鮮の姿から見えてくる

▼朝鮮の側から見れば、日本や南朝鮮が核やミサイル、拉致を口実に強硬策に固執しているのは、先行きも見えなければビジョンもない者のねたみ、負け犬の遠吠えのように映っているのかもしれない。(国)

[朝鮮新報 2009.2.25]