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春・夏・秋・冬

 国の発展のために、国際社会のどの国にも認められている宇宙利用=人工衛星打ち上げという固有の権利を行使しようとする朝鮮に対する日本当局、マスコミの事実わい曲とひぼう中傷に満ちたバッシングは日を追うごとにヒートアップしている

▼そうした中にあっても、元外務官僚の浅井基文氏(本紙23日付8面参照)のように、日本当局の狙いがどこにあるのか、的確に見抜き、恐れず世論に警鐘を鳴らす研究者たちも存在する

▼「ジャーナリスト・ネット」というブログ(http://journalist-net.com/cat325/2009/
03/post_998.php)に「夏史邦の『こりあ・とーく』」という欄がある。3日付で取り上げていたのが「問われる新聞の『テポドン』報道」

▼「北朝鮮の『テポドン発射準備』をめぐる新聞報道がただならぬ様相だ。『テポドン2 迎撃検討 防衛省、MD初運用』(2月27日付産経)など、まるで戦争前夜である。各紙、底の浅い一面的な論説・解説は同工異曲の体だ。日本の新聞は世論をどこへ導いていこうというのか」という書き出しで始まる

▼俎上に上げたのが、朝日新聞2月28日付社説「北朝鮮ミサイル 『ロケット』は通らない」。「宇宙空間を平和目的に利用する権利はどの国にもある」。だが「衛星打ち上げはミサイル技術の開発にもなる」。これに対し「まったく指摘のとおりである。しかし……この論理だと、日本のH2Aロケットも指弾されることになる」。また「日本のH2Aは核弾頭ではないが、『スパイ衛星』を載せて打ち上げられている」と明快だ。詳細は同ブログで。(彦)

[朝鮮新報 2009.3.27]