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南朝鮮発の朝鮮に関するニュースが日本のメディアで取り上げられることはよくある。そのほとんどが朝鮮に否定的なものだが、その後、南朝鮮のメディアが訂正した場合、日本のメディアはこれを決して取り上げない。今回もそのつもりらしい ▼連合ニュースや中央日報などが11日、朝鮮がインターネットを通じて少なくとも165万人分の南朝鮮の個人情報をハッキングしていたというニュースがそれだ。日本のテレビ、新聞は「待ってました」とばかりにいっせいに報道した ▼同じニュースを、外信はどう報じているのか。AFPは13日、国家情報院が12日、「朝鮮のハッカーが攻撃に関与していたことを突き止めた」との前日の報道を否定したと報じた。ロイターは11日、韓国放送通信委員会が攻撃元となっている可能性のある国としてあげたリストに朝鮮が含まれていないと報じながら、「一部アナリストは、攻撃は企業スパイかいたずらによるものである可能性があるとし、北朝鮮の関与を疑問視している」と締めくくっている ▼これら外信の報道は、南朝鮮と日本のメディアは取り上げていない。前述の外信メディアが朝鮮語や日本語でのサービスも提供していることから、「自分たちが報じる必要はない」と考えてのことでないのは、言うまでもない ▼日本のメディアに関しては、「情報の垂れ流し」という批判が多いが、こと朝鮮関連のニュースはその傾向がさらに顕著だ。「北朝鮮」で検索し、他国のニュースを比較してみれば、日本の朝鮮関連報道が異常であることはおのずとわかる。(国) [朝鮮新報 2009.7.15] |