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春・夏・秋・冬

 南朝鮮の民間団体、太平洋戦争犠牲者奉還委員会(奉還委)は、日本の平和寺本山が各地の寺院から集めたという110人分の朝鮮人の「遺骨」を南朝鮮に移送、慶尚南道梁山市の天仏寺に安置した。これをめぐり騒動が起きている

▼南の日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会(糾明委)は「奉還委の遺骨名簿に記載された人の一部は、すでに遺骨が韓国に戻っている。爆撃などで身元判別や収集ができない遺骨を持ってきた可能性がある」と指摘。「奉還」の自制を求めていた

▼南のニュース専門テレビ局YTNは「国内の団体が日本から競って遺骨を持ってくるのは、慰霊祭を催し信徒や企業体から後援支援金をかき集めるためだ」と指摘した。奉還委は現在、社団法人設立の手続きを進めており、「遺骨」の追加「奉還」とともに、天仏寺一帯に慰霊塔と歴史館などが入る追慕公園を建設する予定だ

▼今回「奉還」された「遺骨」のリストは、日本人研究者が作成した名簿のうち東海地方の部分から100人を写し取ったものだ。関係は明らかではないが昨年、岐阜、静岡、三重などで遺骨奉還に協力してくれるよう地元市民団体や総聯関係者に打診して回った者がいた

▼南では「遺骨ブローカー」が存在するなど、植民地被害の遺族の悲しみに付け込んだ詐欺事件が後を絶たない。だが、糾明委のある関係者は「奉還」を国が強制的に止めるのは難しいと漏らす。奉還委は10、12月にも数百人分の遺骨の「奉還」を計画している。犠牲者の尊厳を守るため、両政府は早急に対策を講じるべきだ。(天)

[朝鮮新報 2009.9.14]