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春・夏・秋・冬

 サッカーの2010年W杯南アフリカ大会の組み合わせ抽選会が行われ、グループGに入った朝鮮は、ブラジル、コートジボワール、ポルトガルと対戦することが決まった

▼ブラジルの監督は開口一番、「朝鮮は理論上では弱い方だが…」。ポルトガルの監督は1966年大会準々決勝で朝鮮に3点差を逆転し勝利したことを挙げ「良い思い出を呼び起こしてくれるチームだ」と語った。各国メディアも、朝鮮が「死のグループ」に入ったと悲観的に伝えている。朝鮮以外の「3強」による三つ巴という見方だ

▼FIFA世界ランキング(11月20日発表)を見ると、最多5回の優勝を誇るブラジルは2位、主力選手の多くが欧州の名門クラブで活躍するコートジボワールは15位だ。そして、プレーオフから勝ち上がった5位のポルトガルが強豪を振り分けるための第1ポッドに入らなかったため「死のグループ」が形成された。84位の朝鮮が劣勢に見られるのも仕方がない。英国のブックメーカーなどでも朝鮮は超大穴状態だ

▼さすがに予選を勝ち上がったどのチームも強敵だが、そのなかでもまさかサッカー王国・ブラジルと初戦を戦うことになるとは…。避けたい相手ではあったが、朝鮮の存在感を示すには絶好の相手でもある。ポルトガルには44年前の貸しがある

▼世界最大の祭典で祖国を応援できる光栄な人は限られている。しかも在日同胞選手が数十億円プレーヤーと戦うのだから、楽しみは尽きない。気が早いが、初戦はヨハネスブルクで、日本時間2010年6月16日午前3時30分にキックオフだ。(天)

[朝鮮新報 2009.12.7]