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春・夏・秋・冬

 来年南アフリカで行われるサッカーのW杯の話で持ちきりの同胞社会だが、他のスポーツも盛んだ

▼大阪朝鮮高級学校ラグビー部が花園への切符を手に入れ、OBをはじめとする学父母や同胞たちは、「最低でも8強、狙うは頂点」と大いに盛り上がっている。11月にはバスケットボールとバレーボールの中央大会が近畿で行われ、多数の愛好家たちが参加。親交を深めながら、それぞれの競技を盛り上げていこうと決意を新たにした

▼在日本朝鮮人バスケットボール協会では、今年から選手登録制度を実施。生徒と一般の72チーム、約1千人の選手が登録されたそうだ。バレーボール選手権大会では、同胞の大会に初めて参加した選手がMVPを獲得した。とある大会で、チームのキャプテンの子どもが「オンマ」と呼んでいるのを聞き、声をかけたのがきっかけで大会に出場したこの選手は、「仲間の中にいると感じた。また参加したい」と話していた

▼一方、最近同胞社会でひそかなブームになっているのがソフトボール。そのさきがけとも言える大阪の中東ソフトボール協会は、結成から25周年を迎えた。来年から同リーグへの参戦を決めたあるチームの監督は、分会活性化のツールとしてソフトボールを始めたが、今ではソフトボールの虜になり、分会そっちのけで熱中していると笑った

▼とは言え、妻や子どもたちによる「私設応援団」が応援に来たり、家族間交流が深まるなど、分会活性化につながっていることは確か。同胞社会活性化のためにも、スポーツは大きな役割を果たしている。(国)

[朝鮮新報 2009.12.9]