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ラジオ21−林秀卿のOne Corea

 「統一の花」で知られる林秀卿さん(40)が、インターネットラジオ番組「ラジオ21」(http://www.radio21.tv/)のレギュラーとして月〜金の昼(12時〜14時)を飾っている。

 歴史を揺るがした89年の平壌単独訪問と板門店越え−。20年前、祖国統一を力強く呼びかける1人の女子大生の勇気ある行動に、どれほどの人々が心震わせ力を得たただろうか。

 先日、南の雑誌「ハンギョレ21」が、「20年ぶりに南山安企部調査室を訪れた『統一の花』林秀卿さん」と題した特集記事を掲載した。

 南山地下室といえば、かつて軍事政権下で執権者たちが、暴力をほしいままにしてきた悪名高い「拷問部屋」である。

 故金大中元大統領や文益煥牧師、多くの民主化運動家、学生たちがこの部屋で苦痛に耐え忍んだ。

 現在、そこはソウル市庁別館として一般開放され、林さんが取り調べを受けた部屋は同市の文書庫となっている。

 彼女は、インタビューの言葉を次のように結んだ。

 「人生は20年ごとに変わると言う。20歳のときに私の人生が一度変わった。40歳でここに来て、もう一度変われたら。これから20年先にも再び訪れることができるよう、この建物がしっかりと保存され続けることを願っている」

 昨年夏、愛息の3周忌を迎えた林さん。

 ラジオ番組を通して、再び人々の前に姿を現した彼女を、これからも温かく見守っていきたい。(潤)

[朝鮮新報 2009.10.16]