「無償化」の即時適用を訴えでも更新する同胞、日本市民たち

　朝鮮高級学校にも差別なく「高校無償化」適用を求める緊急行動が４月２４日、愛知の朝鮮学校保護者、市民団体関係者、有識者らの呼びかけで名古屋市内で行われた。朝鮮学校の生徒、保護者をはじめとする同胞、日本市民ら６００人が参加した。

　集会では、愛知朝鮮中高級学校オモニ会の許玉禮会長があいさつし、愛知朝鮮学園の文光喜理事長が経過報告を行った。そして、県議会議員、弁護士、朝鮮学校の生徒と教員、市民団体代表らが発言した。

　愛知では、２月２８日に緊急集会が開かれ、３月に４回の街頭宣伝と署名活動、文科省、民主党などへの要請活動が行われた。朝鮮学校への「無償化」適用を求める３万人分の署名を集めた。

　この日の集会では、「高校無償化」の即時適用を政府、文部科学省、与党に要請するとともに、「朝鮮学校にも差別なく無償化適用を求めるネットワーク愛知」結成を呼びかけ、朝鮮学校に通う子どもたちの未来をともに守っていくことが集会決議として採択された。

　集会後、参加者たちはプラカードを掲げシュプレヒコールを挙げながら、名古屋市の中心街、栄の久屋大通をデモ行進した。【愛知支局】

［朝鮮新報 2010.5.7］