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島根県立美術館 高句麗壁画古墳展が盛大に 3200人が観覧

松江市で開かれた高句麗壁画古墳展で写真パネルを鑑賞する関係者たち

 朝鮮民主主義人民共和国の高句麗壁画古墳の魅力を最新の写真で紹介する「世界遺産 高句麗壁画古墳展」(山陰中央新報社主催、4月28日〜5月5日)が島根県松江市袖師町の島根県立美術館ギャラリーで開かれた。来場者らは「地下の美術館」とも称されている壁画古墳の写真パネルを通して、古代の朝鮮半島と日本の壮大な交流の歴史に思いをはせた。

 28日の開会式には、溝口善兵衛島根県知事、石川聡・共同通信社社長、金相逢・総連島根県本部顧問らが出席した。山陰中央新報社の山根常正社長が「朝鮮の古代史を知ってもらう良い機会」だと述べ、テープカットで開幕を祝った。

 同展には、04年7月、高句麗古墳群のユネスコ世界遺産登録直後、外国報道機関として初めて共同通信社取材団が取材、撮影した写真パネル62点が展示された。なお、期間中、3200人が訪れた。

 高句麗壁画古墳は、高松塚古墳やキトラ古墳の四神にも大きな影響を与えたものであり、古代日朝関係の深い結びつきを示すものとして日本の各界からも注目されている。【総連島根県本部】

[朝鮮新報 2010.5.10]