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福岡で強制連行証言集会 被害者が当時の体験語る

福岡で行われた証言集会の様子

 九州に強制連行された朝鮮人被害者の証言を聞く集会が6月26日、福岡で行われた。日本と南朝鮮の市民団体が共同で主催した。集会では、飯塚市の炭鉱で強制労働に従事した孔在洙さん(86)が65年ぶりに福岡を訪れ、長崎市の造船所で働かされ被爆した金漢洙さん(91)とともに、当時の体験や植民地支配の悲惨さ、平和への願いを語った。

 九州には15万人以上の朝鮮人が強制連行されたと言われており、労働で犠牲となり現場に埋められたままの遺骨も多い。

 飯塚市にある追悼施設「無窮花堂」には強制連行犠牲者の遺骨118人分が安置されている。同胞や日本市民が遺骨を遺族に返すための活動を続けている。

[朝鮮新報 2010.7.12]