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「ウリミレEXPO」 イベントを支えた青年たち

活動活性化のきっかけに

 若い世代を中心に企画された「ウリミレEXPO」は、彼ら自身に自分たちが持つ力を確信させる契機となった。

 留学同東京の呂仁花さん(22、東洋大学4年)は「短い準備期間でこれほど盛大なイベントができたことに、若い世代の力を感じた」と話す。

 呂さんをはじめとした留学同東京のメンバーはこの日、朝大生とともにメインステージでチャンダンノリを披露した。留学同の中には、今回初めて民族楽器に触れたメンバーもいた。「チャンダンノリの楽しさに触れながら、文化的な側面から民族を感じた子もいた」。

 祝典には普段、留学同の活動に積極的ではない学生たちも多く参加したという。

  呂さんは、「彼らにとって、これだけ多くの同胞たちがにぎやかに集う光景は良い刺激になるだろうし、私たちが日本で堂々と暮らしていくためにも、同胞たちが集う催しがもっと必要なんだと思う」と話す。そして「同胞たちが集まる場が好き」だと笑顔を見せた。

 朝青東京・新宿支部の大久保班班長を務める金京勲さん(23)は、「朝青活動をもっとがんばろうという刺激を受けた」という。

 同支部にある3つの班は9月末に総会を開き、10月から祝典の宣伝活動を本格化させた。

 金京勲さんはこの間、週3回は支部に顔を出し、地域同胞青年たちを対象にした訪問活動を行った。「多くの同胞青年たちを束ねるためには、まずは僕がその先頭に立たないと。人を集めないことには何も始まらないから」。

 「ウリミレEXPO」実行委員会副委員長を務めた青商会中央の洪萬基副会長(41)は、「今日の祝典は『始まり』でしかない」と強調した。「私たち若い世代の力はもっと大きいはず。短い準備期間で祝典を成功させることができたが、若者たちがもっとアイディアを出し合って力を発揮すれば、できないことはない。今日の祝典は、豊かで笑顔あふれる同胞社会を築いていくための出発点と捉えたい」。洪副会長は言葉に力を込めた。

[朝鮮新報 2010.11.12]