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「福島朝鮮学校を支援する会」を結成 幅広い活動を積極的に

 「福島朝鮮学校を支援する会」結成総会が17日、福島県教組郡山会館で行われた。発起人代表で結成準備委員会の責任者である住谷圭造・前福島県教組委員長をはじめとする各団体の代表25人が参加した。また、総連福島県本部の張泰昊委員長と福島朝鮮初中級学校の具永泰校長をはじめとする総連関係者が来ひんとして招かれた。

 総会では主催者のあいさつに続き、来ひんがあいさつした。

 社民党福島県連合を代表してあいさつした佐藤幸夫・郡山市議会議員は、今日の総会は今後日朝友好運動を大きく進展させる重要なきっかけになると述べながら、「支援する会」の活動に積極的に取り組んでいくと述べた。

 続いてあいさつした張泰昊委員長は、朝鮮学校は在日同胞民族圏の中心であり未来であると述べながら、今後も民族教育を守ることをもっとも重要な事業としてとらえ、献身していくと決意を述べた。

 総会では、会結成の経緯と活動方針、規約などについて住谷圭造氏が説明した。

 「日朝友好福島県民会議」の会田長栄会長が06年9月、厳しい運営状況に置かれていた同校の生徒たちを支援しようと提案したのを受け、同年10月に1回目の支援金が送られた。

 しかしその後、運動の母体を築くことができずに支援活動を持続できなかった経験を生かし、「支援する会」を結成することになった。

 住谷氏は、教員と生徒、学父母たちの交流を深める過程では学ぶことも多く、在日朝鮮人の民族教育を支援することを日本人としてやるべき当然のこととして、発起人の代表になったと述べた。

 「支援する会」は今後、朝・日友好運動の一環として、福島初中のための支援金を集め、毎年10月に行われる文化祭で手渡していく。また、各種学校行事にも積極的に参加する予定だ。

 総会では、住谷氏が会長に選出されたほか、事務局も設けられた。

 総会終了後、具永泰校長が「福島朝鮮初中級学校の状況と課題」と題して講演を行った。

 参加者たちは、初めて聞く話が多く、学ぶことも多かったと述べながら、学校を支援する活動を積極的に行っていこうと口をそろえた。【福島支局】

[朝鮮新報 2010.1.22]