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「高校無償化」 各地で学生、同胞が訴え 「日本の高校と変わりない」

都内でチラシを配る同胞青年ら

 日本各地の同胞、学生が朝鮮学校を「高校無償化」制度から除外しないよう街頭で訴えた。

 東京朝鮮中高級学校の高級部生徒は2日、十条、東十条、板橋、赤羽、王子など都内のJR駅付近でチラシ配りと署名活動を行った。

 朝青、青商会、留学同などに所属する同胞青年160人も5日、新宿、水道橋、錦糸町、新橋、上野、赤羽をはじめ、都内のJR駅付近で5500枚のチラシを配り、「無償化」に関する差別的な対応の不当性を訴えた。

 また、朝鮮大学校の全学生は同日、立川、国分寺など5カ所で6千枚のチラシを配り、この日まで5812人の署名を集めた。

 チラシには、「授業科目は『朝鮮語』や『朝鮮史』などの民族科目を除いては日本の高校と変わらない」など、朝鮮学校の実像を知らせる文章が書かれた。

 一方4日、京都朝鮮中高級学校の保護者たちも下京区の四条河原町付近4カ所で除外反対を訴えた。

 上野でチラシ配りを行った李英生さん(21、愛知学院大学)は、「今回の騒動が法と道理に背くことだということを、一人でも多くの日本人に知らせなければならない」と話した。

[朝鮮新報 2010.3.8]