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「高校無償化」 「兵庫県民集会」が民主党、文科省へ要請

 「対話で平和を!日朝関係を考える神戸ネットワーク」の高橋秀典代表と神戸朝鮮高級学校教育会の崔在鳳会長が8日、衆議院議員会館と文部科学省を訪れ、民主党と川端達夫文部科学大臣に宛てた「朝鮮学校を高校無償化の対象にすることを求める要請書」を民主党・広野ただし副幹事長と文科省初等中等教育局高校教育改革PT・三木忠一専門官にそれぞれ手渡した。

 要請書は、3月29日に兵庫県神戸市で開かれた「『高校無償化』を考える緊急兵庫県民集会」(23団体共催)で参加者500余人により採択されたもの。

 高橋代表は席上、兵庫県では、阪神・淡路大震災からの復興過程で日本人、外国人分け隔てなく、共に助け合い、認め合い、共に暮らす「多文化共生」社会の構築というコンセプトが県民の間で定着していったと指摘した。

 また、兵庫県井戸知事が「朝鮮学校とほかの外国人学校に差を設ける必然性はない」との見解を表明し、朝鮮学校に対しても他の外国人学校と同じく県独自の補助金を支給するとしている事実に言及、「兵庫では引き続き集会や行動を起こしていく。1日も早く朝鮮学校に対し『無償化』を適用すべきだ」と強く訴えた。

[朝鮮新報 2010.4.9]