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「高校無償化」 兵庫の活動家ら 福島党首に要請

「朝鮮学校も適用対象に」

 総連兵庫・川西支部の金相京委員長と女性同盟兵庫県本部の゙貞順委員長、神戸朝鮮高級学校の黄成鶴校長、尼崎朝鮮初中級学校教育会の朴相大相談役らは2日、川西市で行われた集会に参加した社民党の福島みずほ党首に、朝鮮学校に「高等学校無償化」制度を適用することを求めて要請活動を行った(写真)。

 代表たちは席上、朝・日親善事業と「無償化」の対象に朝鮮学校を含めるために多くの努力を傾けた福島党首に敬意を表した。

 黄成鶴校長は、朝鮮学校だけが「無償化」の対象から除外されたことにより、学父母が引き続き経済的負担を強いられるばかりでなく、生徒たちも大きな精神的ショックを受けていると指摘。3月23日に学校あてにカッターナイフが同封された脅迫文が送られてきたことに触れながら、「無償化」問題が生徒たちの身の安全すら脅かす問題に拡大していると強調した。

 朴相大相談役は、在日朝鮮人がこれまで受けてきた民族的差別の歴史について説明し、朝鮮民族に対する差別政策を日本政府レベルで是正してくれるよう訴えた。

 福島党首は、コピーされた脅迫文を見てショックを受けたと述べながら、この問題を解決するために全力を注いでいくと語った。【神戸朝高】

[朝鮮新報 2010.4.12]