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東春初級 同胞プロレスラーと交流

「力と勇気」をくれた一日

ウリマルで語る金村キンタローさん

 5月29日、東春朝鮮初級学校で「ZERO1」とプロレスラー金村キンタロー(本名=李珩皓)さんとの交流会が行われた。

 「ZERO1」は大谷晋二郎さんが率いるプロレス団体だ。

 大谷さんはいろいろな学校を訪ねて子どもたちと交流しながら「夢は必ずかなう」と話し、自身が夢をかなえるために努力を積み上げることが大切だということを伝えている。

 この日も、東春初級には7人のレスラーと2人の関係者が訪問し、児童らと楽しいひとときを送った。

 児童らは、大谷さんの講演を聞いた後、レスラーたちと一緒にスクワットをした。その後、各教室で昼食を共にした後、同校児童と保護者、近くの日本の学生、住民らと共に、運動場に設置されたリングで行われたプロレス2試合を観覧した。

 初めて間近で観たプロレスの試合に、観客たちは興奮し、拍手と声援を送った。

 四日市朝鮮初級学校を経て愛知朝鮮中高級学校を卒業後プロレスラーになった金村キンタローさんがリングに立つと、朝鮮学校児童、保護者の興奮は頂点に達した。

 惜しみのない拍手と声援の中、ウリマルで話す金村キンタローさんの姿を見た児童らの感激は語りつくせない。

 彼は、「プロレスラーになりたいという夢をかなえるために努力を積み上げてきた。今でも毎日訓練を続けている。夢は必ずかなえられるから、君たちも自分の『夢』に向かって努力してくれ。そして、自分の家族、とくに両親を愛し、いつも感謝する心を忘れないでほしい」と話した。

 児童たちに「力と勇気」をくれた意義深い一日だった。【東春初級】

[朝鮮新報 2010.6.18]