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福岡初級創立50周年記念大運動会 「ウリ ハムケ アプロ(みんな一緒に前へ)!」

 「ウリ ハムケ アプロ(みんな一緒に前へ)!」のかけ声高く、福岡朝鮮初級学校創立50周年記念大運動会が6日、同校運動場で行われ、児童、園児と保護者、教職員たちが参加した(写真)。

 運動会には、総連福岡県本部の李周学委員長はじめ、総連福岡支部の李光鎬委員長、福岡地域商工会の朴永福会長、地域の1世顧問らとたくさんの同胞、卒業生、県および市議会議員たちと「福岡県朝鮮学校を支援する会」、さる5月に訪朝したばかりの「福岡県日朝友好協会」のメンバーなど400人余りも駆けつけた。

 運動会は全22種目、幼児から祖父母、日本の市民らも参加する競技でにぎわった。「たいまつリレー」では、代を継いでウリハッキョ(私たちの学校)を輝かせようとの決意を込めて卒業生の祖父母と保護者らが子どもたちと共に運動場を走った。また、父親と児童たちの「騎馬戦」、「幼稚班紅青リレー」、全校児童の集団体操「輝かせよう50周年! ウリ ハムケ アプロ!」は、行事の雰囲気をいっそう盛り上げた。

 6つの分会が出場した「分会対抗競技」では、名島・埠頭分会が優勝した。

 4月に日本学校から娘を編入させたある父親は、「本当に感動的な運動会だった。以前通っていた日本学校は1千人規模の大きな学校だった。ウリハッキョは人数こそ少ないが、感動の大きさは比べることができないほどだ。娘がウリマル(朝鮮語)を使っている姿にも感激したが、競技で負けて涙を流しながらでも最後まで参加する子どもたちの姿を見ると胸が熱くなった」と語った。

 運動会は紅組の勝利で終わった。閉幕式で蔡徳生・50周年記念事業実行委員長が紅組の代表に優勝杯を手渡した。

 閉会後、アボジ会、オモニ会と朝青、青商会が用意した「焼肉パーティー」が開かれた。「焼肉パーティー」には「福岡県朝鮮学校を支援する会」共同代表の中村元気さんが、学校創立50周年を祝い、「高校無償化が、朝鮮学校にも必ず適用されるその日まで運動をずっと展開、拡大していく」と決意を表明し、大きな拍手が沸き起こった。

 今後同地域では50周年記念「納涼祭」(8月28日)、「記念祝典」(10月24日)が予定されている。

 同日、李光鎬支部委員長が「子育て支援金」を保護者らに手渡した。【福岡初級】

[朝鮮新報 2010.6.18]