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「高校無償化」 朝鮮学校関係者らが文科省へ要請

「除外は大きな傷跡残す」

文部科学省へ要請を行う一行

 在日本朝鮮人教職員同盟中央本部の李庠雨副委員長、在日本朝鮮人中央教育会の朴起範総務部長、東京朝鮮学園の金順彦理事長、東京朝鮮中高級学校教育会の金秀彦副会長たちが9日、文部科学省の関係者と会い、朝鮮学校への「高校無償化」適用を強く求めた。

 一行は、川端達夫文科相あての要望書と3675人分の署名を、文科省初等中等教育局財務課高校修学支援室の河村雅之企画係長に手渡した。

 署名は、各地の日本退職教職員協議会メンバーらが集め、教職同中央に手渡したもの。

 席上では、それぞれ発言があった。

 李庠雨副委員長は、「日本のマスコミは、大規模な集会なども小さくしか扱わないが、多くの人々が朝鮮学校外しに反対している。このまま朝鮮学校が除外されると、大きな傷跡を残すことになり、日本の歴史的汚点になるだろう。速やかに適用すべきだ」と語った。

 朴起範総務部長は、「(無償化)問題の当事者は、子どもたちだ。子どもたちが傷つく問題は絶対に見過ごせない。勉学に専念すべき子どもたちが街頭に出て署名活動をしている。これから子どもたちは、『差別』されているという複雑な思いを抱いて社会に出ることになる。未来がある子どもたちをこれ以上傷つけないでほしい」と訴えた。

[朝鮮新報 2010.7.14]