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「高校無償化」 「朝鮮学校を支える会・京滋」らが共同アピール

 朝鮮学校の「高校無償化」適用を求め、「朝鮮学校を支える会・京滋」の仲尾宏共同代表と江原護事務局長、「にっこりネット」共同代表の岩佐英夫弁護士と山本純事務局長が25日、京都弁護士会館で記者会見を行い、共同アピールを発表した(写真)。首相、文科相宛に送られたアピールは、文科省が直ちに朝鮮学校に「高校無償化」制度を適用し、4月まで施行時点 までさかのぼって高校学校等就学支援金を支給することを求めた。

 この日、仲尾共同代表は「高校無償化」制度が4月1日から施行されたにもかかわらず、朝鮮学校に対してのみ適用の是非を検討委員会に任せ、いまだに保留としていることに対して、「政治的意図がある」と指摘。「朝鮮学校の生徒だけが不当な立場におかれるのは差別である。学習権という権利を侵害することを看過してはならない」と話した。

 江原事務局長は、昨年12月におきた排外主義者たちによる朝鮮学校襲撃を反対する運動を含めた「朝鮮学校を支える会・京滋」の最近の活動を紹介。同制度からの除外はあってはならないと19日からアピールを呼びかけたところ、63の団体、個人名の賛同を得たと報告した。【京都支局】

[朝鮮新報 2010.8.31]