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民主朝鮮 玄仁澤長官を非難 「自分の罪を美化する妄言」

 民主朝鮮は昨年12月22日付の論評で、南朝鮮の玄仁澤統一部長官が12月9日の「民主平和統一諮問会議」常任委員会合同会議で、2009年が「南北関係の原則を明確にしてこれを具体的に実践する1年」「まともな南北関係の基礎を築いた年」だったと発言したことに対して、「自分の罪悪を美化、粉飾するつまらない自画自賛にすぎない」と非難した。

 同論評は北南関係が悪化したのは玄仁澤長官が騒ぎ立てた「原則」や「基礎」がなかったからではないと指摘。北南関係問題、統一問題の解決で守るべき原則は自主、平和統一、民族大団結の3大原則であると強調した。そして、彼が「原則」だの、「基礎」だのと言い立てたのは、「祖国統一の3大原則を具現した6.15共同宣言に背を向け、同族対決だけを追求する反統一対決観念の表れであると同時に、祖国統一を渇望する同胞を愚弄、冒涜する許しがたい妄言である」と指摘した。

 論評はさらに、「良好に発展してきた北南関係が、南朝鮮で保守勢力が権力を握った昨年から不信と対決の過去に後退し始めた」とし、「北南関係をこんにちのように悪化させた者が『まともな南北関係』をうんぬんしたのも鉄面皮である」と指摘した。そして、北南関係を悪化させた張本人の中でも玄仁澤長官の罪は一層大きいと付け加えた。

 また、「北側が講じた寛大で雅量のある措置は、民族にぬぐい切れない罪悪を犯した玄仁澤にとって活路を開いてあげた再生の機会であった」が、同氏が「この絶好の機会を自ら台無しにし、紋切り型の『北核廃棄』節を繰り返した」と非難した。

 論評は、「良好に発展してきた北南関係をたたきつぶして不信と対決が頂点に達するようにしておいて、『まともな南北関係』をうんぬんする体面があるのか」と問いかけ、「このような者を放任しておけば北南関係改善も、統一も期待できない」と断じた。

[朝鮮新報 2010.1.13]