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6.15北側委が総会 6月に民族共同行事を提起

 【平壌発=李泰鎬記者】6.15共同宣言実践北側委員会の総会が1月26日、人民文化宮殿で行われた。

 総会では6.15共同宣言発表10周年になる今年、自主統一の新しい局面を切り開くための課題が討議され、全民族に送るアピール文が採択された。

 アピール文は同族との対決策動を阻止、破たんさせ、北南関係を改善することを今年の当面課題として提示した。

 そして、6.15共同宣言発表10周年に際して「民族の団結と統一を願う北と南、海外の全政党、団体と各界人士たちが参加する民族共同の行事を盛大に開催すること」を提起した。

 また、「10.4宣言発表5周年にあたる2012年を自主統一と平和・繁栄の一大里程標にしよう」と呼びかけた。

 総会には北側委員会名誉共同委員長たちである最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長、朝鮮労働党中央委員会の金己男書記、盧斗哲内閣副総理、朝鮮社会民主党中央委員会の金永大委員長、天道教青友党中央委員会の柳美英委員長、そして6.15北側委員会の安京浩委員長と委員ら、各分科委員会のメンバーを含む関係部門の幹部が参加した。

 総会では安京浩委員長が報告をした。

 安委員長は報告で、6.15共同宣言の歴史的、実践的意義と正当性について強調しながら「全ての同胞は昨年、北と南、海外で力強く展開された統一運動を通じて、いかなる情勢の変化の中でも6.15共同宣言を変わりなく固守、履行していく確固たる意志を再び内外に誇示しており、共同宣言の旗の下で前進する同胞の統一への大行進は決して妨げることができないものだと確信した」と指摘した。

 また、「われわれは昨年北南関係を改善し、祖国統一の新しい局面を切り開くため、南朝鮮の保守政権勢力による対決策動が続く中でも、大胆に北南接触と往来の門を開いたが、南朝鮮当局は北南共同宣言を否定し、外国勢力と野合して核問題の解決を騒ぎ立て、われわれを孤立させようとする反民族的、反統一的な策動に固執した」と指摘、北南関係を悪化させた南朝鮮当局の責任を追及した。

 そして、「わが民族同士」の理念に基づき、民族共通の利益を最優先にして和解と協力、団結を実現すべきだと強調しながら、6.15北南共同宣言発表10周年と高麗民主連邦共和国創立方案提示30周年になる今年、「10年前の6月の感動と歓喜を再現し、6.15の統一ブーム、『わが民族同士』の熱気を三千里の地に活火山のように激しく起こさなければならない」と強調した。

[朝鮮新報 2010.1.29]