平壌舞踊大学にバレエ劇場が建設される。

　昨年１月から同大学では校舎のリニューアル工事が行われている。

　建設予定地は旧平壌音楽舞踊大学の敷地だ。平壌音楽舞踊大学は数年前、金元均名称平壌音楽大学に改称され、校舎は移転した。それを機に舞踊教育部門が分離し、平壌舞踊大学が新設された。

　今回、平壌舞踊大学にはバレエ教育専攻校舎とバレエ劇場、総合講義室、舞踊練習室、体育館、寄宿舎が新設される。バレエ劇場は、これまで音楽堂として使用していた建物を完全に取り壊した敷地に新たに建設される。

　劇場には階段式の観覧席を設置するなど、舞台公演をより近い場所で、より快適な環境で観覧できるように施工されている。

　音響、照明などはコンピュータによる自動制御システムを設置する。天井は波打つ形にして照明効果を高めるように作られる。室内の壁にはパーライトタイルとつつじ型彫刻の装飾を施し、観覧ホールには音響条件も充分整えられるという。

　大理石で装飾される玄関ホールには、彫刻と多くのシャンデリア、間接灯などが設置される。

　建物は朝鮮式の建築様式を具現化しつつ、特色のある建築物として建てられる。

　大学関係者によると、新たに建設される劇場は内外の公演に対応できる施設になる｡工事は近く完了する予定だ。

［朝鮮新報 2010.1.29］