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江原道で樹高の低いりんご栽培

果樹の集約化実現

 高山果樹農場(江原道)で果樹の集約化実現のためのリニューアル工事が進められている。従来の樹高の高いリンゴの木の畑を整理し、樹高の低いリンゴの木を植えている真最中である。年内に500ヘクタール以上の樹高の低いリンゴの木を栽培した面積を形成する。現在、そのための土地整理が行われている。

 これまで勾配と傾斜地に広がっていた果樹畑(写真)が、すべて樹高の低いリンゴの木の栽培に有利な規格である平地の畑にリニューアルされている。今年2月末までに土地整理を完成し、3月からは苗木の植樹に入る。高山果樹農場での作業は、全国的に数千にのぼる樹高の低いリンゴの木の栽培面積を造るための計画実現の一環である。果樹集約化のモデルは、昨年金正日総書記の現地指導を受けた大同江果樹総合農場である。

 そこでは樹高の高いリンゴの木でなく、樹高の低いリンゴの木を植えている。樹高の低いリンゴの木は根が浅く、広く伸びない生態的な特性から、樹高の高い木に比べ1ヘクタールあたりの株数を10〜15倍に増やすことできる。1ヘクタールあたり40〜50トンの収穫が期待できる。

 高山果樹農場では大同江果樹総合農場をモデルにし、リンゴの木畑の土地整理と苗木の植樹、肥培管理を科学化するための作業も併行して行っている。自力で1ヘクタールあたり数百 トンの良質な肥やしを準備し、土地の腐植含量を高めるための作業と植物性農薬を生産して果樹肥培管理に利用するための作業にも拍車をかけている。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.2.1]