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〈2010年迎春の集い〉 オモニたちも大満足 「子どもの姿に涙」

 今回の公演を13人の学父母たちも観覧した。

 金瑠香さん(東京朝鮮第4初中級学校中級部2年)の母親である朴京春さん(44)は、娘の出演を機に初めて祖国を訪問した。

 「舞台に上がる娘の姿を片時も見逃すまいとしたが、涙があふれるばかりだった。公演が成功したのは、祖国の先生たちが子どもたちを温かく世話してくれたおかげ。本当に感謝している」と話した。

 張順香さん(神奈川朝鮮中高級学校中級部2年)の母、金淑惠さん(45)も、子どもたちの姿を見ながら、自身が歌舞団の団員だった頃の祖国との思い出がよみがえったという。「胸が熱くなった。他の人たちよりも倍は感動した」と心境を話した。

 金梨愛さん(生野朝鮮初級学校5年)の母、方裕美さん(38)は、80年代に在日朝鮮学生少年芸術団の一員として祖国を訪問し迎春の集いに出演した経験がある。「自分が祖国で体験した感動を娘にも感じてもらいたいという願いが叶い、とてもうれしい」と話した。「公演を見て、子どもを朝鮮学校に送ったことが本当に正しかったとあらためて思った」。方さんの言葉は、今回公演を観覧したオモニたち全員の思いでもあった。

[朝鮮新報 2010.2.19]