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〈今月の金正日総書記−2月−〉 ビナロン工場、連続訪問

 2月に伝えられた金正日総書記の公式活動は12回だった。経済部門の視察は4回で、このうち2回が咸鏡南道咸興市の2.8ビナロン連合企業所だった。公演鑑賞は、軍部隊のものを含めると7回だった。

16年ぶりの再開

活 動 日 誌

▼軍部隊視察

なし

▼その他軍関係

2月17日 朝鮮人民軍第10215軍部隊芸術宣伝隊の公演を鑑賞※
          朝鮮人民軍第963軍部隊芸術宣伝隊の公演を鑑賞※

▼経済視察

2月2日 原平大興水産事業所(咸鏡南道)※
   7日 2・8ビナロン連合企業所(同)※
   9日 2・8ビナロン連合企業所(同)※
  20日 黄海製鉄連合企業所(黄海北道)※

▼その他国内

2月5日 歌劇「エフゲニー・オネーギン」の公演を鑑賞
  15日 銀河水管弦楽団の旧正月音楽会を鑑賞※
   17日 功勲国家合唱団の公演を鑑賞※
  21日 人民保安省協奏団の初公演を鑑賞※
  22日 平壌市内の大学生の芸術サークル公演を鑑賞※

▼外交

2月8日 中国共産党対外連絡部の王家瑞部長と会見

▼その他(祝電、花輪など)

2月2日 ベトナム共産党80周年で祝電

※は朝鮮中央通信配信日

 ビナロンとは、朝鮮国内に豊富な石炭石と無煙炭によってつくる合成繊維をいう。朝鮮の自立経済路線の象徴とされてきたが、1990年代から生産がストップしていた。ここ2年の間に現代化工事を行い、生産を再開した。

 7日発朝鮮中央通信によると、2.8ビナロン連合企業所を訪れた金正日総書記は、長時間にわたって各所を見て回り、ぼう大な工事を短期間に立派に終えたことに大満足の意を表した。そして、紡糸機から次々と出てくるビナロンを長い間眺めながら、わが人民にさらに多くのビナロン織物を与えられるようになった、金日成主席の生涯の願いがついにかなえられるようになったと熱く語った。

 この報道から2日後の9日、同通信は金正日総書記が同企業所を再度訪問したことを伝えた。報道があったのは、訪朝中の王家瑞・中国共産党対外連絡部長と会見した翌日でもある。

 同通信によると、金正日総書記は、ビナロン帯状繊維荷造場に山積みにされたビナロン綿をはじめ各種ビナロン製品を見た。そして、ビナロン綿を手に取って長い間見入った後、どんどん生産されていることに大満足の意を表した。

 総書記は、ビナロンの大量生産の始まりは強盛大国の建設で成し遂げたもう一つの偉大な勝利であり、国の大慶事であると述べた。そして、同企業所の労働者階級の偉勲をあらためて高く評価し、「最上の特別感謝」を贈った。

 この現地指導報道によって、ビナロンの生産が16年間ぶりに再開されたことが確認された。国内のメディアはこの成果を大々的に伝えた。労働新聞8日付は最初の現地指導報道と関連写真を1面から3面まで、10日付は再訪の報道と写真を1面から8面まで掲載した。その後もビナロン生産再開の意義などを報じた。

 金正日総書記は、ここ2年半の間に2.8ビナロン連合企業所を5回訪れている。07年8月、08年5月、09年2月、11月そして今年2月の連続訪問だ。

 3月8日に発表された「ビナロン工場建設に関する朝鮮中央通信社詳報」によると、07年8月の現地指導がビナロン工業発展における「歴史的転換の契機」となった。総書記は当時、建設の段階的課題と方途を示したという。09年2月の現地指導の際には、工事の進展状況を把握し、1年以内に建設を終えるよう「最高司令官命令」を下した。

 詳報は、総書記の指導が「ビナロン奇跡」を起こした力の源であったと強調した。

公演鑑賞相次ぐ

 金正日総書記が公演を鑑賞したという報道は、旧正月(今年は2月14日)の翌日から22日までの1週間の間に6回も報じられた。

 旧正月に際して鑑賞した銀河水管弦楽団は、昨年9月、朝鮮の芸術団とロシアの21世紀管弦楽団、ユルロフ記念国立アカデミー合唱団の「合同公演」で初めて公式舞台に登場した。その後、昨年4月にデビューした万寿台芸術団の新グループ、三池淵楽団などとの合同公演も行い、国内でさらに注目を浴びている。

 総書記は、新年に際しても、銀河水管弦楽団の音楽会を万寿台芸術劇場で鑑賞し、公演の成果を高く評価した。

 今回の旧正月音楽会を鑑賞した総書記は、出演者が時代の精神が躍動し、民族の香り漂う思想・芸術性が完ぺきな音楽会を行ったことに大きな満足の意を表し、公演の成果を高く評価した。

 一方、第10215軍部隊芸術宣伝隊の公演を鑑賞した総書記は、芸術宣伝は軍人の思想教育で重要な意義を持つと述べ、革命的で戦闘的な芸術宣伝活動をさらに強化するための課題を示した。

 総書記は、この「連続鑑賞」に先立ち、5日、朝ロ両国の友好・善隣および協力に関する条約締結10周年に際して、歌劇「エフゲニー・オネーギン」の公演を鑑賞した。

 この歌劇はロシア封建社会の不合理性を批判しているロシアの古典歌劇だ。朝鮮では58年に上演され、最近、金元均名称平壌音楽大学がリメイクに取り組んできた。

 公演を鑑賞した総書記は、平壌音楽大学の学生が専門俳優に劣らない高い芸術の才能を十分に発揮して難しい外国の古典歌劇の制作課題を円滑に遂行したと評価した。

 また、わが人民は世界の文化についてもよりよく知らなければならないと述べた。

 総書記は昨年6月、この歌劇の創作過程を指導している。その際にも朝鮮人民が世界の文化をよく知るようにすべきだと述べた。(姜イルク記者)

[朝鮮新報 2010.3.17]