top_rogo.gif (16396 bytes)

「朝鮮天然記念物図鑑」出版

全3巻、5カ国語で表記

 2日発朝鮮中央通信によると、朝鮮文化保存社から民族の貴重な財宝である天然記念物を集大成した「朝鮮天然記念物図鑑」(3巻)が出版された。

 同社の研究者は全国の天然記念物に対する再評価と登録活動を行う一方、国の動植物の中で学術的に意義のある対象を探し出し、図鑑を作成するための研究を深めた。彼らは、全国各地を回って天然記念物の生育状態と保護状況、地理的位置と分布の特性、対象の生物学的特性を解明する過程に多くの動植物を新たに登録し、図鑑を立派に執筆して完成させた。

 現在、「朝鮮天然記念物図鑑」は植物編(1、2巻)と動物編(3巻)で構成されており、全266の天然記念植物と97の天然記念動物を紹介している。特に、3巻は天然記念動物を脊椎動物と無脊椎動物に分類し、新たに登録された白頭山天池(両江道)のイワナ、大同江(平壌)のフネガイ、孟山(平安南道)のカワウソ、九月山(黄海南道)のチョウセンアカガエルなどの動物を収録している。

 読者の理解と便益を図るため各植物、動物の種名を5カ国語で表記し、個別の天然記念物は細部の写真を添えて紹介している。

 「朝鮮天然記念物図鑑」は、国宝的価値を持つ天然記念物のさらなる知識を人民に与え、国の動植物資源の保護・増殖に寄与するであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2010.3.17]