平壌で盛大な太陽節行事 大同江の河畔で祝砲夜会 |
巨大な芸術作品、メロディー、レーザーなどと融合 朝鮮人民は金日成主席生誕98周年を盛大に祝った。平壌では太陽節記念祝砲夜会「主席の念願が花咲くわが国」、第2回4月の春人民芸術祭典、第12回金日成花祭典などが行われた。一連の行事には総連中央の南昇祐副議長を団長とする在日本朝鮮人代表団をはじめ在日同胞らも参加した。 「主席の念願が花咲くわが国」と題する太陽節記念祝砲夜会が14日夕、平壌で盛大に行われた。
平壌中心地での祝砲夜会は昨年の太陽節に際して初めて行われ、全世界勤労者の祝日であるメーデー、朝鮮労働党創建(10月10日)記念日に続き、今回が4回目になる。
チュチェ思想塔を中心に大同江の河畔と沿道は、これを観覧するために集まった数十万人の各階層の市民であふれていた。 党と軍隊、国家の幹部と党、武力・政権機関、勤労者団体、省、中央機関の活動家、朝鮮人民軍将兵などが観覧席で観覧した。また、総連中央の南昇祐副議長を団長とする在日朝鮮人代表団と在日同胞の各代表団、祖国に滞在中の海外同胞、訪朝中の各国代表団と代表をはじめ外国のゲスト、駐朝各国外交代表と国際機関代表が招かれた。 午後7時40分、「懐かしさの大河」のメロディーが響く中、チュチェ思想塔の上空に1発目の花火が上がった。そして千変万化の花火が首都の夜空を華やかなに彩った。 約1時間の間、「強盛復興アリラン」などのメロディーに合わせて花火がたて続けに上がった。 今回の夜会は、金日成主席の業績をあらためて心に刻み、主席の念願が金正日総書記の指導のもとで現実に花開いていることを観覧者に実感させる内容でプログラムが編成された。 そして芸術的な面でも従来よりもさらに洗練された様相を見せた。
花火、メロディーと共に、空と水面を照らすレーザー、照明などが融合され一つの巨大な芸術作品になっていた。
今回の夜会のために大同江の中心に噴水舞台が設置された。吹きあがる噴水が作った水のスクリーンに「チュチェ鉄」「ビナロン」などの文字が現れ、主席の業績と人民の幸福な姿、近年の経済成果を示す電光画面が映し出された。 また噴水は、メロディーに合わせて舞っているかのようにさまざまな模様に変化した。 夜会の観覧者は、大同江に広がった花火と歌、光の芸術に大きな拍手と歓声を上げた。 夜会の閉幕演説をした朝鮮労働党の金己男書記は、4月の夜空に打ち上げられた祝砲の響きは軽工業と農業で増産を実現し、人民生活を画期的に向上させるための大高揚を起こす総突撃の砲声であると強調した。そして近い将来必ず強盛大国建設の勝利を宣言する栄光の祝砲、歓喜の祝砲が上がるだろうと述べた。 祝砲楽しむ市民 意義深い祝日に際して行われる祝砲夜会は平壌市民の間で一つの文化として定着しているようだ。 夜会が始まる4時間以上前から多くの市民が良い席で見物するため、家族や職場の同僚らと席とりをしていた。 夜空に祝砲が上がるとあちこちから歓声が起きた。 今年の夜会で打ち上げられた花火は過去にはない新しいタイプのものが多かった。 職場の同僚と大同橋の近くで祝砲を見ていたイム・ヨンテさん(32、平壌学習帳工場労働者)は「今年の祝砲夜会は新鮮に感じる」と語った。 かつて軍人だったという高齢の夫婦は、「戦勝の日に平壌に上がった祝砲を見てその後も何度か祝砲を見たが、昨年の太陽節から催されている祝砲夜会は見れば見るほど感嘆を禁じえない」と感想を述べた。【平壌支局】 [朝鮮新報 2010.4.21] |