金剛山歌劇団が熙川発電所建設現場で公演 |
「心通じ合う感動的な公演」 【平壌発=李相英記者】太陽節に際して行われた第2回4月の春人民芸術祝典(11〜19日)に参加するため祖国を訪問していた金剛山歌劇団の俳優たちが20日、慈江道の熙川発電所建設現場を訪れ、公演を行った。在日同胞芸術人たちが繰り広げた舞台は、強盛大国建設の先頭で奮闘する建設者たちを激励した。
盛り上がった雰囲気
今公演は、金正日総書記が今年2回目に熙川発電所建設場を訪れたという報道(18日)が流れた直後に行われた。熙川発電所の建設は、2012年に強盛大国の大門を開くうえで重要な事業の一つだ。国家的な関心も高い。 舞台は、日増しに高くなっていくダムの上に設置された。公演を観覧しようと、2千人を超える軍人建設者たちが集まった。 正午、女声重唱「パンガプスムニダ」で始まり、多彩な演目が繰り広げられた公演は、同胞愛にあふれた雰囲気の中で1時間あまり続いた。観覧者たちは、出演者に温かいエールを送り、一つの演目が終わるたびに舞台に上がって花束を手渡した。 雰囲気が盛り上がると、自然と観客たちと出演者たちの踊りの輪が広がった。 建設を請け負う泰川水力発電建設事業所のキム・ホグァン支配人は、「日本の反動勢力にも屈せずにたたかう、在日同胞の気概を感じとれた」と感想を述べながら、「2012年まで必ず工事を終え、在日同胞たちの激励に応える」と語った。 同建設事業所のキム・スンシルさんも、同胞愛にあふれたすばらしい公演に謝意を表し、「私たちは強盛大国建設を、在日同胞たちは運動の新しい全盛期を開いていくうえで、互いに尽力していこう」と話した。
力を得た
一方、歌劇団の俳優たちは、2012年に強盛大国の大門を目指す現場の勢いを実感した。一行は、公演に先立ち展望台に上り、発電所の建設状況の説明を受けた。 歌劇団は、昨年も千里馬製鋼連合企業所(平安南道)で公演を行い、強盛大国建設のために奮闘する金属部門の労働者たちを鼓舞した。 李龍秀団長は、俳優たちが活気あふれる経済建設の現場で公演し、祖国の息吹を感じることの大切さを強調する。李団長は、今公演が歌劇団の俳優と祖国の建設者たちが互いに力と勇気を分け合う場になったとし、これからも毎年このような公演を行っていく意向を示した。 歌手の金南娟さんは、「発電所の建設者たちの明るく楽天的な姿がとても印象的だった」と述べた。高音チョッテ奏者の李淑任さんは、「強盛大国建設のために奮闘する祖国の人民たちと心が通じ合った感動的な舞台だった」と振り返った。 一行は、22日にも黄海北道芸術劇場で公演を行った。 [朝鮮新報 2010.4.26] |