top_rogo.gif (16396 bytes)

リニューアル・新設された施設

■慶興館ビアホール

 4月23日発朝鮮中央通信によると、リニューアルされた慶興館ビアホール(平壌市普通江区域)の内部が見違えるほどに現代的な美感を生かして整えられた。2段になっている中央ホール天井は、1段目に帯状に麦の模様を施し、2段目にはシャンデリアを設置した。

 ホールの正面には7種類のビール(麦100%、白米30%、白米50%、白米70%、白米100%、黒ビールの15度と10度)を提供する設備がそろっている。床には緑柱石を施し、左右のホールには銅のラインを引き装飾効果を高めて建物内部の品位を保っている。一日の収容能力は3千〜4千人。慶興館支配人のアン・ソンヒさん(56)は、日増しに高まるビールに対する人々の嗜好に合わせて、一年中すっきりして独特な味の各種ビールを提供することができるようになったと話した。

■朝鮮美術博物館

 改修された朝鮮美術博物館が4月12日に開館した。1948年8月11日に設立された朝鮮美術博物館には、金日成主席、金正日総書記、金正淑女史の革命活動、徳性を描いた美術作品とチュチェ美術の発展ぶりを示す作品、朝鮮民族の文化と悠久な伝統を示す多くの美術作品が陳列、展示されている。

 開館式で開館の辞を述べた安東春文化相は、博物館の活動家と職員が国宝級の美術作品を陳列、展示し、学術研究を深めて民族文化遺産の宝庫を豊かにすることに寄与したことに言及。工事の完工には中国・北京吉晟昌文化有限公司の社長の労苦も宿っていると述べた。

■保健省口腔総合病院

 朝鮮で保健省口腔総合病院が完成し、4月13日開院した。同病院には、各専門科治療室と補助診断室、病室、口腔材料工場、教育のための総合講義室、実習室などを備え、口腔総合治療器をはじめ現代的な治療設備はもちろん、便益サービス施設も完備している。

 開院式には金英逸総理、朝鮮労働党の崔泰福書記、崔昌植保健相、金応官首都建設部長、病院の活動家と職員、建設者、平壌市内の勤労者が参加した。

■船舶監視管制センター

 4月27日発朝鮮中央通信によると、最近、朝鮮で船舶監視管制センターが新設された。国家海事監督局が管轄するセンターは、沿岸と大洋での海上および航海安全、海上環境保護に貢献する。

 国際海事関連の条約と規定の要求に合致するよう捜索・救助と船舶の長距離識別追跡のための現代的な情報通信設備をすべて備えている。専門別担当業務室と中央コントロール室、そして分局、沿岸無線隊で整然とした組織体系を構築し、国家の運営システム内で当該の関連部門と局部ネットワークを形成している。

 センターの大多数のメンバーは、衛星通信、無線工学、船舶海洋部門の豊富な経験と資格を持つ専門家である。現在、船舶監視管制センターでは、各国際機関、国際サービス拠点との連携の下に国際海事衛星通信システムを利用して各船舶と船舶運営機関に海上の安全通報をはじめ必要なサービスを提供している。

[朝鮮新報 2010.5.10]