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朝鮮外務省代弁人 イスラエル外相の「悪の枢軸」発言糾弾

 朝鮮外務省スポークスマンは、イスラエル外相の「悪の枢軸」発言と関連して15日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 イスラエル外相が日本訪問中に大量破壊兵器の拡散問題に触れ、言い掛かりをつけた。

 イスラエルのリーベルマン外相といえばシオニストの典型であり、代表的な極右人物であるということに注意を払う必要がある。肩書きが外相なだけで、外交には未熟な人物であることにも関連する。

 現在、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の舞台では、イスラエルが中東非核化実現の基本障害になるとの糾弾の声がかつてなく高まっている。ユダヤ人入植地の拡大策動で中東和平プロセスに挑戦する平和と安全のかく乱者、破壊者として世界的な非難と排撃を受け、窮地に追い込まれている。これを免れようと出たのがまさにリーベルマン外相の破廉恥な発言である。

 わが国は大量破壊兵器の拡散とまったく関係がない。アラブ民族を滅ぼしても余る核火薬庫の上に座っているイスラエルがありもしない事実をねつ造してわが国を誹謗中傷したことを決して許さないであろう。

 イスラエルは人に言い掛かりをつけることを好む悪習を捨て、占領したアラブの地から直ちに退去し、中東非核化に関する国際的な要求に無条件で応じるべきであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2010.5.19]