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朝鮮女子代表 AFC主催 アジアカップで準優勝、W杯出場へ

 5月31日発朝鮮中央通信によると、サッカーの朝鮮女子代表チームがAFC(アジアサッカー連盟)主催の2010女子アジアカップ(中国、5月19〜30日)で準優勝した。

 その結果、ドイツで開催される女子W杯(2011年6〜7月)の出場権を獲得した(大会上位3チームにW杯出場権が自動的に与えられる)。優勝はオーストラリア、3位は日本だった。

 前回大会優勝の朝鮮代表は、大会グループAでタイ、ミャンマー、日本と対戦。2勝1敗でグループ2位となり、準決勝(27日)では開催国・中国と対戦した。

 キム・グァンミン監督は、中国との準決勝がもっとも難しい試合になるだろうと考えていたが、延長戦のすえに1−0で下し、決勝進出を果たした。

 オーストラリアとの決勝(30日)は、一進一退の攻防のすえ1−1。PK戦で敗れ(4−5)、惜しくも連覇を逃した。

 朝鮮は前半18分に先制されたが、後半27分にチョ・ユンミ選手が同点ゴールを決めた。

 試合はそのまま延長戦に突入したが勝敗はつかず、PK戦となった。

 朝鮮は2年に一度行われる同大会で過去に3度(01、03、08年)優勝している。大会2連覇はならなかったが、W杯出場権を獲得した。朝鮮のW杯出場は、4大会連続4回目だ。

 また、大会では決勝戦で1得点し、PK戦でも1人目のキッカーとしてシュートを成功させたチョ・ユンミ選手に大会最優秀選手賞が贈られた。

チョ・ユンミ選手 MVP受賞

 AFCはホームページで、大会最優秀選手賞を受賞したチョ・ユンミ選手を写真つきで紹介した。AFCはチョ選手について、「自陣のペナルティーエリアから相手陣のペナルティーエリアまでプレーエリアが幅広く、守備にも攻撃にも積極的に参加。また、大会トップタイとなる通算3得点をマークした彼女の動きは、多くの人たちの目を引くものだった」と絶賛した。

 また、キム監督も、「チョ選手は強力な中盤のプレーヤーで、攻撃も守備も彼女が組織した。彼女はこの大会で素晴らしい活躍を見せた」と称えた。

[朝鮮新報 2010.6.2]