金正日総書記参席のもと 最高人民会議第12期第3回会議 総理、国防委副委員長を選出 |
金正日総書記参席のもと、最高人民会議第12期第3回会議が7日、平壌の万寿台議事堂で行われた。最高人民会議の開催は今年4月9日の第12期第2回会議以来2カ月ぶり。 朝鮮中央通信によると、会議では、総理の解任および選出と組織問題に関する議題が討議された。 第1議題として、朝鮮労働党中央委員会政治局の提議により、金英逸総理を解任し、平壌市党責任書記の崔永林代議員を総理に選出した。 第2議題が討議された。 金正日総書記の提議により、党中央委員会行政部長、国防委員会委員の張成沢代議員を国防委員会副委員長に選出した。 会議ではまた、一部の内閣メンバーの解任および任命を行った。 郭範基、呉秀容、朴明善の各代議員を副総理、李周午代議員を軽工業相、鄭然科代議員を食料日用工業相、朴学先代議員を体育指導委員長の任から解いた。 そして新たに、康能洙(党中央委員会映画部部長兼国家映画委員会委員長)、金洛姫(黄海南道党責任書記)、李泰男(平安南道党責任書記)、チョン・ハチョル(党中央委員会計画財政部副部長)の各代議員を副総理に、趙炳柱代議員(機械工業相)を副総理兼機械工業相に、韓光復代議員(電子工業相)を副総理兼電子工業相に、アン・ジョンス代議員を軽工業相に、チョ・ヨンチョル代議員を食料日用工業相に、朴明哲代議員を体育相に任命した。 新総理の崔永林代議員が宣誓を行った。 顔写真付で経歴紹介 朝鮮中央通信は、今会議で選出された総理、国防委員会副委員長、そして6人の副総理の略歴を顔写真付きで配信した。会議翌日の国内の各紙も写真入りで各氏の略歴を紹介した。 総理に選出された崔永林氏(80)は、朝鮮人民軍に服務して除隊、大学卒業後に経済技師の資格を取得。党中央委員会指導員、課長、副部長、第1副部長、部長、錦繍山議事堂書記室責任書記、政務院副総理、中央検察所長、最高人民会議常任委員会書記長として活動した。2009年から現在まで平壌市党責任書記として活動した。 国防委員会副委員長に選出された張成沢氏(64)は、金日成総合大学卒業後、平壌市党指導員、1972年から党中央委員会指導員、副課長、課長、副部長、第1副部長、部長として活動。2007年から党中央委員会行政部長として活動している。 2009年4月の最高人民会議第12期第1回会議の際、新たに選出された国防委員会の役員や最高人民会議常任委員会メンバーらの顔写真も公開、配信された。 崔新総理に中国から祝電 崔永林新総理に9日、中国の温家宝首相が祝電を送った。 祝電は、中国と朝鮮の両国は山河がつらなる親善的な隣邦であるとし、中朝親善友好協力関係を絶え間なく強固にし発展させていくことは中国共産党と政府の確固不動の方針であると指摘した。 また、中国側は両国各部門間の交流と協力をよりいっそう拡大し、中朝関係を絶え間なく発展させ、両国の人民に福利をもたらすために、朝鮮側とともに努力していくと強調した。そのうえで、祝電は朝鮮の隆盛繁栄と人民の幸福、そして新たに選出された崔首相の活動で成果があることを願うと付け加えた。 [朝鮮新報 2010.6.11] |