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大渓島干拓地が竣工 農業発展に大きな意義

大渓島干拓地の防潮提 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 朝鮮西海北辺の大渓島干拓地(写真、平安北道)が完成し、竣工式が6月30日、現地で行われた。

 6月30日発朝鮮中央通信は「大渓島干拓地の完工により、国の農業発展と人民生活の向上で大きな前進を遂げるための土台が築かれ、丸々一つの郡の耕地面積に匹敵する耕地が得られる」と伝えた。

 同報道によると、大渓島干拓地の大きさは朝鮮の干拓地開墾史上最大となる8千800ヘクタール。西海に点在する大多獅島、加次島、ソヨンドン島、大渓島が数十里(1里=400メートル)の堤防によってつながり、屈曲が多かった平安北道の塩州郡、鉄山郡の海岸線が大幅に縮まった。

 この干拓地に大規模な農場とともに塩田、養魚場が新たに建設された。

 防潮堤によって多くの郡の海辺の農場と村が高波や塩害とは無縁になり、はるかに延びる堤防に沿って塩州郡多獅労働者区から鉄山郡長松労働者区まで大環状道路が形成された。

 大渓島干拓地は、その規模と工事量において西海閘門(1986年完工)に劣らない。大渓島干拓地は丸々一つの平野の郡の耕地面積を新たに得るに匹敵するという。

 金正日総書記はこの間、建設現場を2度訪れている。

 干拓地の建設は1980年代初めから本格的にスタートした。

 何度か自然災害に遭い、復旧工事が行われたが、2007年7月までに2号、4号防潮堤の工事を終え、建国60周年にあたる08年、1号防潮堤を完成した。今回、3号防潮堤が完成したことにより、大渓島干拓地の建設は終了した。

 竣工式には崔永林総理、朝鮮労働党の金己男書記と金洛姫副総理、平安北道党委員会の金平海責任書記、金昌植農業相、金義淳国家検閲相、関係者、平安北道干拓地建設連合企業所の活動家と従業員が参加した。

 朝鮮労働党中央委員会の祝賀文を崔永林総理が伝えた。

[朝鮮新報 2010.7.9]