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万寿台通りにシルク服の専門店

利用客でにぎわう

利用客でにぎわう店内

 平壌の万寿台通りにシルク服の専門店、平壌ピダンショップが新たに開店した。国産シルク製品を扱う専門店が作られたのは初めてのことだ。

 優雅なシルクで作った美しい民族服と普段着、さまざまなシルク織製品を同じ店で購入できることから、ショップは5月の開業以来、市民たちの話題となっている。

 平壌ピダンショップは、万寿台通りの中心部にある円形の建物の中に入っている。昨年、近代的な住宅が建設された万寿台通りに専門店を出すことになった理由について責任者のコ・リョンヒさん(41)は、「朝鮮の新たなモデル街となる万寿台通りでは、人々が着る服も外国のものではなく、朝鮮民族伝統の服を広めていくべき」だと説明する。

 ショップでは博川絹織工場と寧辺絹織工場で生産した「平壌」商標の絹織製品を扱っている。売り場には婚礼用の衣装、高齢者の誕生日向けの服、民族服の装身具とアクセサリー、布団と家庭用の各種カバーなど数百種の製品が展示されている。

 ショップには小さいながらも服の加工場まである。ここでは利用客が購入した生地での朝鮮服の仕立ても請け負っている。商店の販売員であるチャ・ジョンエさん(34)によると、最も人気がある製品は普段着と室内着である。

 キム・クムラン都市経営専門学校教員(52)は「シルクで作った普段着の品数に驚きました。商店を見ると、絹の製品で生活を豊かにしようという意欲が生まれてきます」と話した。

 平壌市民だけでなく、海外同胞と外国人らもシルク専門店を訪れている。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.9.1]