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南の市民団体が対北支援 「子どもたちに牛乳を」

 北側の子どもたちに牛乳を贈る運動を目的に昨年9月設立された南朝鮮の市民団体「ともに分かち合う世界」(会長=チョン・チャンヨン延世大学前学長)が22日、設立後初めての支援活動を行った。

 南朝鮮のインターネットメディア「統一ニュース」によると、同団体は同日、仁川港で出港式を行い、200ml牛乳2万パックと800ml粉乳500缶を仁川−南浦間航路を通じて北側に送った。

 この牛乳製品は常温でも長期間保管が可能な滅菌牛乳で、パッケージには「ハンマウム」(一つの心)のロゴが描かれている。

 同団体には鄭雲燦首相をはじめ高麗大学、梨花女子大学の前学長や宗教界の人士が名を連ねている。会員は現在2500人で、2月末まで5千人、7月中には1万人を確保できると団体側は見ている。

 ハン・インチョル事務総長は、「この活動を継続することで南北間の信頼構築を進めて、平和統一の基盤になるよう努力したい」と話した。

[朝鮮新報 2010.1.27]