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不法入国の米公民を釈放 「朝鮮政府に心から謝罪」

 昨年12月25日、北部国境を越えて朝鮮に不法入国し抑留されていた米国国籍のロバート・パクに対して朝鮮の当該機関による調査が行われた。

 5日発朝鮮中央通信が伝えた調査の結果によると、パク氏は朝鮮に対する誤った認識を持って不法入国した。

 本人が自分の犯した行為について認め、深く悔いている点を考慮して、当該機関では彼を寛大に許し、釈放することにした。

 調査期間中、本人の申し出によって朝鮮中央通信社記者との会見が行われた。

 会見で彼は、西側の映画とマスメディアのわい曲宣伝は、キリスト教徒である自分自身に朝鮮に対するひどい偏見を植えつけたと告白した。そして西側の誤った宣伝に惑わされて結局、犯罪の道に進んでしまったと述べた。

 しかし、朝鮮では「会う人びと皆がわたしに親切に接し、人権を保護してくれた」「この国の人々は本当に信じられないほど親切で寛容であった」と述べた。

 そのうえで「わたしは、朝鮮で見聞きしたすべての事実を通じ、朝鮮を間違って理解していたことを痛感している。西側の宣伝にだまされて犯した罪を深く反省する」と述べた。

 パク氏は、朝鮮の現実を誤解していたために、このようなことをしでかしてしまったと述べ、朝鮮政府に心からの謝罪を表明した。

[朝鮮新報 2010.2.12]