朝鮮外務省代表団が訪中 「6者など深く討議」 |
6者会談朝鮮側団長を務める金桂官外務次官を団長とする外務省代表団が、このほど中国政府の朝鮮半島問題特別代表に任命された武大偉・前外交部副部長の招請で9日から13日まで中国を訪問した。 これに関連し、13日、朝鮮外務省スポークスマンは、「訪問期間、双方の間では朝中関係と平和協定締結、制裁解除、6者会談再開など信頼を醸成して朝鮮半島非核化を促進するための問題が深く討議された」と明らかにした。 一行は、6日から訪朝し中国に帰国する中国共産党中央委員会の王家瑞対外連絡部長と同じ飛行機で北京入りした。一行には、6者会談朝鮮側副団長の李根局長も含まれていたという。 北京に到着した一行は、釣魚台迎賓館で武大偉特別代表をはじめとする6者会談中国側代表らと面談した。10、11日にも面談が行われた。 金桂官外務次官は11日、武大偉特別代表との夕食会に先立ち記者団に、「朝中関係、平和協定締結、6者会談再開問題などについて深く意見を交わした」「今回の会談の結果については今後明らかになるだろう」と述べた。 6者会談は2008年12月以来、開かれていない。 朝鮮側は、6者会談再開の前提条件として対朝鮮制裁の解除、平和協定締結問題などをあげている。一方、米国などはこれらの問題は6者会談再開後に協議できるとしている。 [朝鮮新報 2010.2.17] |