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〈論調〉 反北は関係改善の暗礁

 今年悪化した北南関係を改善し、統一実現の新たな局面を切り開くためには、南朝鮮で時代の流れに逆行する反北対決策動に一日も早く終止符を打つべきである。

 南朝鮮の保守勢力の反北対決策動は民族の団結と北南関係の改善を阻む障害の根本になっている。

 南朝鮮当局は、「2010年度の業務報告」で「原則のある南北関係の発展」を論じ、「核問題を南北対話で積極的に論議」することを今年の「対北政策」の中核と規定した。北南関係と何のかかわりもない核問題を北南対話の基本議題とし、それを論じるべきであるというのは、反統一・対決政策である「非核・開放・3000」の延長であり、核問題を口実に北南関係の進展を阻み、外部勢力と結託して反北核騒動をさらに強化しようとする不純な企図の発露である。

 南朝鮮当局の北侵戦争挑発策動と体制対決騒動は、北南関係改善の雰囲気を壊し、情勢を破局へ追い込む意図的で計画的な反統一策動である。

 南朝鮮の保守勢力が「急変事態」を叫び、それに伴う「統一大計探索研究」のような謀略的な北侵シナリオをつくり上げたのは、われわれの体制を否定し、「吸収統一」の野望を実現しようとする不純な企図の発露である。

 南朝鮮当局のファッショ的な反統一行為は、民族の和解と団結を害する許しがたい犯罪行為である。

 南朝鮮で反統一策動が殺伐とした中で強行されるのでは、各階層の自由な統一論議や活動が行えないし、同族との接触と交流もまともにできない。南朝鮮保守当局の反北対決策動こそ、北南関係改善の前途に横たわっている主な障害である。(労働新聞6日付論説)

[朝鮮新報 2010.2.17]