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南朝鮮在住「慰安婦」被害者ら会見 公式謝罪と賠償求める

10日、ソウルの日本大使館前で記者会見を行なう日本軍「慰安婦」被害者ら [写真=統一ニュース]

 南朝鮮在住の日本軍「慰安婦」被害者ら87人が2月10日、ソウルの日本大使館前で記者会見を開き、日本政府に戦時性奴隷犯罪に対する公式謝罪と法的賠償、再発防止など問題解決に向けた措置を即時講じるよう求めた。

 記者会見は日本の岡田克也外相の南朝鮮訪問(10〜11日)に際して行われた。

 元「慰安婦」のハルモニらは日本大使館あての公開書簡を通じて、「鳩山連立内閣は被害者が生きている間に一日も早く日本軍『慰安婦』問題解決のための法律を制定」するよう訴えた。

 被害者らは、「われわれはまだ一つの希望を捨てていない。それは幼い頃、日本軍によって踏みにじられ奪われた名誉と人権を取り戻すことであり、日本政府から真実が正しく伝えられ、公式の謝罪と法的賠償が実現し、われわれのような被害者が二度と生まれないように、さまざまな再発防止措置がとられることだ」と述べた。

 また、「今年は朝鮮が日本帝国主義によって強制的に主権を奪われてから100年になる年」だと指摘。歴史的な節目の今年が日本軍「慰安婦」問題解決の元年になることを心の底から願っていると付け加えた。

 一方、「真実と未来、国恥100年事業共同推進委員会」と韓国挺身隊問題対策協議会もこの日の記者会見で日本政府に対して、「慰安婦」問題の解決と過去の清算のための外交的措置を早急に履行するよう求めた。

[朝鮮新報 2010.2.26]