top_rogo.gif (16396 bytes)

〈論調〉 米国と南朝鮮の戦争謀議

 朝米関係、北南関係を改善しようとする朝鮮の原則的立場は、終始一貫して変わりない。今年も朝鮮は、朝米関係、北南関係を改善するための措置を講じ、真しな努力を傾けている。

 しかし、米国と南朝鮮当局は、関係改善のための朝鮮の誠意ある努力に対決政策で応じている。それは、南朝鮮・米国「安保政策構想会議」に集中的に表れている。この会議で南朝鮮と米国の好戦勢力は、朝鮮人民軍砲兵区分隊が朝鮮西海海上で行った定例的な砲実弾射撃訓練が「挑発行為」であるとしながら、「北の軍事動向に対する精密監視」「有事に備えた万端の態勢」などに言及した。一言で言って、南朝鮮・米国「安保政策構想会議」は、危険な北侵戦争謀議であった。

 朝鮮戦争勃発60周年になる今年、米国は平和協定締結の提案に背を向け、反朝鮮敵視政策に執着している。南朝鮮も米国に追従して同族対決策動にさらに血道を上げている。事態は、反北ビラ散布行為が前線から縦深へと拡大し、「先制攻撃」などの極端な発言が公然と飛び出し、「急変事態」を想定した冒険的な北侵シナリオが公開され、それを実践に移すための各種の北侵戦争演習が連日繰り広げられるまでに至った。米国と結託して情勢を故意に激化させ、不意に先制攻撃を加えて北侵全面戦争を起こそうというのが南朝鮮の下心である。

 これらの事実が示すように、南朝鮮の同族対決、体制対決策動は既に危険ラインを超えたし、これが全面戦争となるのは時間の問題になっている。

 南朝鮮の好戦勢力は、同族対決から得るものは敗北と死しかないことを銘記し、分別のある行動を取るべきであろう。(民主朝鮮2月12日付論評)

[朝鮮新報 2010.2.26]