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安重根烈士義挙100年 北南政党が共同声明発表

「連帯闘争で日本に謝罪・賠償を」

 安重根烈士が犠牲となってから100年になる3月26日、北の朝鮮社会民主党と南の民主労働党が共同声明を発表した。

 声明は、安重根烈士が犠牲となってから100年の歳月が流れ、日帝が敗北してから65年になったが、こんにちも日本は軍事大国化の道へひた走っており、歴史わい曲と独島(日本名・竹島)強奪企図、在日同胞に対する弾圧と差別をいっそう強化するなど、朝鮮民族の前に罪悪を上積みしているだけだと非難した。

 そして、@植民地統治期間、朝鮮民族に犯した罪悪について明白に謝罪し、徹底的に賠償することを促す、A日本が追求している軍事大国化と歴史わい曲策動、独島「領有権」の主張と在日同胞に対する蔑視政策を朝鮮民族の自主権に対する乱暴な侵害であると認め、これを断固糾弾する、B外部勢力と結託して同族を敵視し、民族の和解と団結を阻害するあらゆる形態の事大売国行為を許さない−と主張した。

 声明は、北と南、海外の全同胞が朝鮮民族に対する日本の100年の犯罪史を断罪し、謝罪と賠償を受け取るための民族挙げての連帯闘争に積極的に立ち上がるものとの期待を表明した。

中国で北南共同集会

 安重根烈士義挙100年を契機に3月26日、北南共同集会が中国の大連で行われた。北側から張在彦会長をはじめ朝鮮宗教人協議会のメンバーと南側から咸世雄理事長をはじめ「安重根義士記念事業会」のメンバーが参加した。

 集会では、過去の日帝の犯罪行為を糾弾し、わが民族同士で力を合わせて外部勢力の支配と干渉を排撃し、北南共同宣言を固守、履行するためのたたかいにこぞって立ち上がることを主張した。

 集会では共同アピールが採択された。アピールは、「韓国併合条約」ねつ造100年になる今年を「反日共同闘争の年」とし、日本が朝鮮民族に働いた過去の犯罪に対する謝罪と賠償を受け取るための運動を全民族的規模で引き続き果敢に展開していこうと強調した。また、安重根烈士の愛国精神を再度顧み、6.15共同宣言と10.4宣言の旗印をいっそう高く掲げて民族の自主統一と平和・繁栄のための闘争に全同胞がこぞって立ち上がろうと強調した。

[朝鮮新報 2010.3.31]