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「米国の魚雷が沈没させた」 ロシアのインターネット通信

 ロシアのインターネット通信ノーボスチは1日、「『北の魚雷』に映った米国の痕跡」というタイトルで、ロシア太平洋艦隊の諜報機関の消息筋によると「天安」号は米国の魚雷が沈没させたとし、次のように報じた。

 「天安」号沈没事件の「調査団」が発表した根拠のない証拠は、深刻な非難を招いている。

 まず、「調査団」になぜ米国の同盟国だけが含まれ、ロシア、中国のような要の国々は参加しなかったのかということと、朝鮮の検閲団の派遣が明白な理由もなしに拒絶されたことである。

 結局、「調査団」は「魚雷の残骸」について恣意的に解説したのである。

 3月に爆発した魚雷にさびがあまりにも多いのもまた疑わしい。

 「天安」号を含め当時、合同訓練に参加したソナー機能を備えた米国と南朝鮮の対潜艦と衛星監視システム、ソナーを避け朝鮮の潜水艦が跡形もなく消えたというのも非常におかしい。

 事件発生後、およそ2カ月間沈黙したこと、艦船内部の事故や機雷による爆発の可能性を無視したこと、将校が全員生き残ったことなども理解できない側面である。

 さらに理解できないのは、南朝鮮が「調査結果」の発表後、自国の論拠と証拠をより明白にする代わり、「膺懲」「報復」を騒ぎ立てヒステリーを起こしたが、次第に「謝罪」「責任ある者の処罰」へ後退したこと、現在は朝鮮が先に射撃するようスピーカーを設置して朝鮮を「侵略者」に仕立てようとしていることである。

 ロシア太平洋艦隊の諜報機関の消息筋は、「天安」号が魚雷によって沈没したのは事実であるが、「北の魚雷」ではなく、米国の最新鋭原子力潜水艦が小型潜水機具で発射した特殊魚雷によるものであると明らかにした。

 朝鮮半島の緊張激化は北南にとって得ではなく、唯一米国にだけ有益である。

 米国は、核軍縮の美名の下に国際的核不拡散体制の樹立をたくらんでいる。

 米国は、イラクとアフガニスタンに足を取られた状況で、戦術を変え「ほかの手」を借りようとしている。すなわち、朝鮮を圧殺する負担を南朝鮮に課し、自分らは「イメージ保存」をしようとしている。さらに、中国を苦しい立場に陥れて朝鮮と中国を引き離せると計算したのである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2010.6.9]