top_rogo.gif (16396 bytes)

李明博大統領へのメッセージ 民族共助へ政策転換を

 韓相烈牧師は6月22日の記者会見で、李明博大統領に対して次のようなメッセージを送った。

 大統領に一つ話したいことは、北が今すぐ崩壊するという幻想にとらわれているなら、それをきれいに捨てるべきだということです。

 米国のブッシュ政権ですら初めは北を「悪の枢軸」呼ばわりしましたが、執権末期には融和的な姿勢をとったという事例の教訓を胸に刻んでください。

 私は愛する南の祖国の李明博大統領に切実に訴えたい。

 神の審判が怖くはないのですか。6月末に韓米連合の大規模な西海合同演習があるということですが、お止めなさい。

 いつまで外部勢力共助に執着するつもりですか。

 南と北が力を合わせて、わが民族対日本、わが民族対米国、わが民族対外部勢力というように歴史の構造を変えていくべきなのではないですか。

 もちろん簡単にはいきません。忍耐が必要ですが、結局は外部勢力共助から民族共助に変わるべきです。

 本当に、朝鮮半島で戦争が起こることを望んでいるのですか。

 危機で動揺する南の経済はどうするのですか。突発的な事故でも起きれば取り返しのつかない事態が発生する可能性もあります。決してそうなってはいけません。

 自らを冷静に振り返って知恵を探してください。

 「天安」号沈没事件の深い沼に落ちて、結局は自分を滅ぼし、国も民族も滅ぼす不幸な大統領にならないよう祈っています。

 ざんげして新たなスタートを切るか、あるいは大統領の座から退くほうがいいでしょう。

[朝鮮新報 2010.7.2]