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妹よ 弟よ 愛おしき朝鮮の学童たちよ−朴八陽−

妹よ 弟よ 
愛おしき朝鮮の学童たちよ
今は朝− 街のあちこちで
君たちの軽やかな足音が聞こえる時だ
そうだ 行きなさい、学校へ 学校へ

ひたすらに学び、学ぶために 
さあ、行きなさい
朝鮮− 君たちの愛する朝鮮が
知恵に溢れた 若き担い手
君たちを待っている

妹よ 弟よ 
愛おしき朝鮮の学童たちよ
今は昼− 広い運動場に
君たちの愛らしい影が映る時だ

そうだ 遊びなさい、愉快に 愉快に
読みかけた本を閉じて
心置きなく遊びなさい
朝鮮− 君たちの愛する朝鮮が
健やかな 若き担い手
君たちを待っている

妹よ 弟よ 
愛おしき朝鮮の学童たちよ
今は夕暮れ− 静かな灯の下
君たちの考えがひとしお美しい時だ

そうだ 考えなさい! 静かな心で
未来のために学び備えることを
朝鮮− 君たちの愛する朝鮮が
有難き 若き担い手
君たちを待っている

1929年

 現代朝鮮文学選集18「1920年代児童文学集(1)」
(1993年・文学芸術総合出版社)

 パク・パリャン(1905〜88)

 詩人。筆名は「金麗水」「麗水山人」。京幾道水原に生まれる。培材高等普通学校を経て、ソウル法学専門学校を卒業。解放前は「群社」「KAPF」に参加。解放後、作家同盟中央委員会副委員長など歴任。(選訳・金栞花)

[朝鮮新報 2010.4.5]