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「朝鮮学校に書道の先生を」

日本教育書道連盟漢字仮名教授 玄斗圭さん

 40年間、専従活動家として働き続けてきた。一線を退き、ある同胞に勧められて書道の道へ。小中学校時代、日本学校で手ほどきを受けていたこともあり、「やり始めると欲が出てきた」。

 60歳で日本教育書道連盟が運営する書道大学へ入学。一日平均10時間を費やし勉強に励んだ。卒業証書を受け取ると、次は大学院へ。その後も専攻科へと進み、現在は日本教育書道連盟漢字仮名教授、延山書道塾の塾長(審査会員)である。週に3回は、埼玉、群馬、東京(大田区)の朝鮮学校で児童・生徒たちの書道の指導に当たっている。

 「『高校無償化』関連で国会議員が朝鮮学校を訪問した際、書道の授業に関心を寄せていた。夢はウリハッキョの生徒の中から書道の先生を育てること。舞踊や音楽、美術教員のような人材をこの手で育ててみたい」と話していた。(潤)

[朝鮮新報 2010.11.29]