top_rogo.gif (16396 bytes)

経験を後輩たちに

愛知龍球団 金周一さん

 第35回在日本朝鮮人バスケットボール選手権大会(11月27〜28日)に参加した男子の最年長プレーヤーだ。36歳。

 大会では2メートルの長身を生かし、センターとして空中戦で他を圧倒した。決勝まで進んだものの、惜しくも東京に敗れ2位だった。

 日本のクラブチームに所属した経験を持ち、30歳の時にはクラブ日本一を決める選手権大会に出場。「その経験を後輩たちに伝えたい」という思いが、今でも現役にこだわる理由だ。そのための鍛錬も欠かさない。週3回は練習に励む。「バスケバカなんだよ」と笑う目は優しい。

 同胞バスケ界のレベルアップのためにも「この大会を盛り上げ、各チームの活性化につなげたい」と話す。

 周囲からは「愛知が初優勝するまで現役を続けてほしい」と期待されている。(憲)

[朝鮮新報 2010.12.13]